動画配信サービスのJストリームは2月7日、総務省が支援する「P2Pネットワーク実験協議会」の実証実験に参画し、日本経済新聞デジタルメディアと「日経ブロードバンドニュース」を通じてP2P型式のコンテンツ配信を始めた。実験は3月31日までを予定する。
P2Pとは、不特定多数のコンピュータが相互に接続され、直接ファイルなどの情報を送受信するインターネットの利用形態を指す。
同実験の目的は、一般ユーザーへP2Pテクノロジーを周知すること、P2P利用によるトラフィック削減効果を確認すること、より低コストの配信方法を確立することでネットワーク上でのコンテンツ流通の活性化を図ることにある。
Jストリームは、配信コンテンツのホスティングや最適化されたネットワーク(CDN)を提供する。P2P配信技術は、BitTorrentのソフトウェア「BitTorrent DNA」を利用する。
実験協議会は、P2Pの認知度向上、技術的測定、今後の課題の抽出などを目指し、総務省の管轄下で、P2P技術ベンダー、通信事業者、コンテンツホルダーなどの企業で構成されている。
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