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未来の“銀ブラ”を体験しよう突撃! ユビキタス空間(2/3 ページ)

街を歩くと、場所に応じた情報をリアルタイムで入手できる――そんな「ユビキタス空間」の実験が銀座で行われている。早速体験してみた。

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 「ようこそ、銀ブラモードへ」

 地上に出ると、ヘッドフォンからこんな声が聞こえてきた。繁華街として名高い銀座の歴史を説明しながら案内してくれる「銀ブラモード」が始まったのだ。実験エリアである銀座通りや晴海通りの位置情報だけでなく、銀座の街自体を知ることができる。

 銀ブラモードに耳を傾けながら散策していると、ICタグなどを埋め込んだプレートが街中にあることに気付く。プレートにはUCをかざすタグや、携帯電話で読み取れるコードが5種類埋め込まれている。コードは、「FPcode」「カラーコード」「ucodeQR」を用意しており、用途によって使い分けができるという。

ginbra-machi03ginbra-machi02 街中に設置しているプレート。どこにあるか探すと楽しいかも
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プレートにucodeリーダをかざすと周辺の情報が得られる

 「この先のカフェの角を曲がってください」「銀行を左手に、赤い建物の脇を直進してください」――特徴のある建物や景観を音声で知らせてくれるため、初めての銀座散策でも迷うことなはい。

 最寄りの改札やトイレの場所なども調べることができる。障害者用のトイレやスロープの場所や、障害の度合いで使えるトイレと使えないトイレを知らせるなど、障害者などにも配慮したきめ細やかな案内もしてくれる。

ginbra-gurume01ginbra-gurume02 協力店舗などの情報を見ることも可能

 実証実験の時間は2時間。受付で端末を返却すると「パーソナルホームページアカウント」がもらえる。このアカウントで専用ページにアクセスすると、歩いた場所や時間、その地点のコンテンツなどをインターネット上で閲覧できるようになっている。

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