日本HP、Itanium搭載のサーバブレード最新版
日本HPは、デュアルコア インテル Itanium プロセッサ 9100番台を搭載できるHP-UX対応のサーバブレードを発表した。
日本HPは2月25日、デュアルコア インテル Itanium プロセッサ 9100番台を搭載できるHP-UX対応のサーバブレードを発表した。
発表したのは「HP Integrity BL870cサーバブレード」(BL870c)。デュアルコア インテル Itanium プロセッサ 9100番台を最大4個(8コア)搭載できる。メモリ容量は最大96Gバイト。
従来機の「Integrity BL860cサーバブレード」(BL860c)と比べ最大2倍のメモリ容量、最大2倍のHDD容量を持つ。OSはHP-UX、Windows、Linuxに対応する。x86プロセッサを搭載する「ProLiant ブレード」と同じエンクロージャ内で稼働することも可能。
同等の性能を持つラックマウントサーバ「HP Integrity rx6600」(rx6600)と比べ、最大25%の電力を削減できる。一般的な42Uラックに搭載できるブレードの数はrx6600が最大6台であるのに対し、BL870cでは最大16台搭載できる。2.6倍のスペース効率を実現している。
エンタープライズストレージ・サーバ事業統括BCSビジネス本部サーバ・マーケティング部の森成隆部長は「rx6600の機能はそのままで、ブレードという付加価値がついた」と新製品に自信をのぞかせた。
SolarisからHP-UXに移行するキャンペーンも実施する。移行検証用のIntegrityサーバを無償で提供したり、SUNのサーバを通常の2倍の価格で下取りするといったサービスがある。
価格は最小構成で260万7150円。
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