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アクセスしにくい独立行政法人のサイト、7割以上に
独立行政法人のサイトは7割以上、民間法人のサイトは8割以上がアクセスしにくいという実態がアライド・ブレインズの調査で明らかになった。
アライド・ブレインズは3月5日、 「官公庁・独立行政法人Webサイト全ページクオリティ実態調査」について、独立行政法人100サイトと民間法人37サイトの調査結果を発表した。
独立行政法人および民間法人のサイトの全ページを解析し、情報やサービスへのアクセスのしやすさを調べた。画像の内容を説明するテキストの有無、見出しや箇条書きなど文書構造に関するHTMLの記述状況を解析し、AからEまでの5段階で評価した。
独立行政法人および民間法人のWebサイトのうち、サイト全体でアクセスのしやすさが保証されている可能性が高いAレベルのサイトは独立行政法人で7つ、民間法人で4つだった。基本対応が不十分であると診断されたDまたはEレベルのWebサイトは独立行政法人で7割以上、民間法人で8割以上となった。
レベルの内訳について、独立行政法人はAレベルが7、Bレベルが6、Cレベルが15、Dレベルが42、Eレベルが30。民間法人はAレベルが4、Bレベルが1、Cレベルが2、Dレベルが9、Eレベルが21となった。
調査はWebサイトの品質を解析するプログラム「CRONOS 2」を用いて、1月から2月に実施した。
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