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富士通とMS、Hyper-Vによる仮想化システムの検証センターを設立:専任エンジニアの育成も
MSの仮想化技術「Hyper-V」を用いた仮想化システム構築の検証などができるセンターが、富士通の総合検証センター内に設立した。
富士通とマイクロソフトは5月28日、仮想化システムの構築を支援する「富士通 Hyper-V 仮想化センター」を、富士通の総合検証センター「Platform Solution Center」内に設立した。
同センターでは、富士通グループとパートナー企業各社のエンジニアと営業を対象に、仮想化システムの設計や構築における技術を提供する。システムの構築には、富士通のPCサーバ「PRIMERGY」とマイクロソフトのサーバOS「Windows Server 2008」に標準で実装している仮想化技術「Hyper-V」を用いる。
2社の専任の技術者がシステムの導入を検討し、検証環境でのデモンストレーションや実機の検証、Hyper-Vを利用した仮想環境への移行、サイジングに必要な技術情報やノウハウ、設計情報、構築事例の提供を行う。Hyper-V専任のエンジニアを育成する技術研修や教育も実施し、初年度に500名のエンジニアの育成を目指す。
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