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オフィスのセキュリティシステム、非接触ICカードと生体認証に強い関心:SuicaやEdyで身近に
矢野経済研究所の調査結果により、オフィスのセキュリティシステムの強化として、企業は非接触ICカードとバイオメトリクスに強い関心を示していることが分かった。
矢野経済研究所は企業や官公庁などを対象にした、オフィスのセキュリティシステムの導入に関する調査結果を発表した。オフィスのセキュリティシステムで関心のある手段として、「非接触ICカード」という回答が18%と最多だった。SuicaやEdyといった非接触ICカードの普及によって、導入が本格的に検討されるようになったとの見解を示している。
生体認証に利用される「バイオメトリクス」が11%で2位に続いた。現状、生体認証は一般企業のオフィスセキュリティシステムにはあまり導入されていないが、銀行のATMへの導入により認知度が上がっている(同社広報)という。
そのほかは「ICタグ」が5%、「監視カメラ」「警備サービス(人的、機械)」「接触ICカード」が4%、「暗証番号」が3%、「磁気カード」が2%の順だった。
調査期間は2008年3月から6月。調査対象は、企業や官公庁、学校、病院で、有効回答が301件であった。矢野経済研究所の研究員が電話と面接によって調査した。
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