Hyper-VでVMwareに挑戦するMicrosoft:eWEEK Labsがテスト(2/2 ページ)
Xenに加えて、MicrosoftとHyper-Vが仮想化市場に登場したことは、少なくとも、VMwareが「考えるまでもない」選択肢だった日々が終わることを意味している。
Hyper-V Managerは、大規模なHyper-Vの配備管理に適しているSCVMM(System Center Virtual Machine Manager)2007を含む管理ポートフォリオの中核に位置する。わたしはSCVMM 2008のリリースを楽しみにしている。同製品は、非Microsoft製ハイパーバイザーの管理もサポートし、より多様なハイパーバイザーを導入することで、Microsoftの環境でHyper-Vのゲスト制限を回避できるようになるはずだ。
テストでは、1台のテストサーバを酷使しながら、同じ物理ホスト上のほかの仮想マシンでひっそりとワークロードを処理することができた。わたしのVMはほとんど競合を起こさず、互いに干渉しなかった。今後のテストではCPU、ディスク、ネットワークI/Oにもっと負荷をかけて、Hyper-Vがどのように負荷を処理するかを見てみるつもりだ。
Hyper-VをWindows Server 2008と一緒に使えば、フェイルオーバークラスタリングができる。このクラスタはSAS(Serial-Attached SCSI)またはファイバーチャネルを使ってクラスタサーバと大容量ストレージデバイスをネットワーク化できる。フェイルオーバークラスタのセットアップには、Hyper-VというよりもWindowsに関連する制約が幾つかある。IT管理者はHyper-Vでフェイルオーバークラスタを構築するかどうかを決定する際に、同一のNICを使うことやパラレルiSCSIを使わないなどの要因を慎重に検討すべきだ。
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