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ポスターを即座に電子看板化 ソフィアモバイルが専用端末:11月に出荷予定
ポスターが挿入できる透明の枠に、超小型ICモジュールを内蔵したnaniポ!を取り付けて提供する。紙のポスターを電子看板として使うことができる。
ソフィアモバイルは7月22日、乾電池で稼働するコードレスのポスター型デジタルサイネージ(電子看板)端末の提供を開始した。出荷は11月を予定している。
端末の名称は「naniポ!」という。企業が自社の宣伝をするためのポスターを電子看板化するのに使う。naniポ!は、超小型ICモジュールを内蔵した読み取り部分を、ポスターが挿入できる透明の枠に取り付けて提供する。
ユーザーがおサイフケータイ対応の携帯電話を読み取り端末にかざすと、ポスターに掲載している情報や飲食店のクーポン券などを取得できる。端末にかざした携帯電話のアクセスログはソフィアモバイルのサーバに収集されるため、導入企業はポスターの反響をリアルタイムに検証することもできる。
端末のアクセス先(URL)を随時変更することもでき、キャンペーンや売り上げの状況に応じて配信するコンテンツを変えられる。読み取り部分の端末だけを取り外して腕や足などの身体に巻きつけることも可能。イベント会場での販売促進など広く応用ができる。
67ミリ×85ミリ×20ミリの筐体で、重さは70グラム。単三乾電池2本で約1カ月稼働する。価格は1台1万円台になるという。
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