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ソニー、販促支援の電子看板広告サービスを開始:総合スーパーで採用
電子看板のディスプレイを広告効果の高い場所に設置し、さまざまなコンテンツを配信するサービスをソニーが開始する。
ソニーは6月18日、専用のディスプレイから映像広告を配信する「デジタルサイネージアドバタイジング(広告配信)サービス」を6月30日に開始すると発表した。
同サービスは、デジタルサイネージ(電子看板)のディスプレイを広告効果の高い場所に設置し、さまざまなコンテンツを放映するもの。ディスプレイの設置場所の選定、機器の手配と設置、放映する広告の受注、コンテンツ制作から監視までを一括で受け持つ。売り場に近いメディアで広告を配信することで、主婦層やファミリー層の購買につなげる。
第一弾として、総合スーパーのOlympicが展開する首都圏の22店舗に大型ディスプレイを151台設置し、ソニーのスーパーマーケット向け専用チャンネル「ミルとくチャンネル」を配信する。広告や店舗情報、特売情報、イベント情報などの販売促進情報や、料理のレシピ、天気予報、ニュースなどの情報を提供する。
同サービスは、ソニーが開発したデジタルサイネージサービスプラットフォーム「BEADS」を利用。番組の運用や制作を担当するソニーPCL、機器設置拠点でのシステム設計やディスプレイなどの設置、システム監視を実施するソニーブロードバンドソリューションなどのノウハウを集めたものとなる。
ソニーは今後、小売業界を中心にデジタルサイネージによる広告配信事業を進めるという。
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