検索
特集

八重洲に巨大電子看板が出現 動画と香りで道行く人を顧客にデジタルサイネージ最前線(2/2 ページ)

東京駅の八重洲地下街の一角に巨大な電子看板が設置された。飲食店の動画を映し出すディスプレイに近づくとさわやかな香りが漂う。リクルートが実施しているデジタルサイネージの実証実験の一幕だ。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena
前のページへ |       
image
リクルート、メディアテクノロジーラボの安藤航氏と永田香澄氏

 欧米などではデジタルサイネージの市場が盛り上がりを見せている。国内での普及には、コンテンツ制作のほかにどのような要素が必要となるのか。

 永田氏は「インフラの整備」を挙げる。実証実験では、インターネットに直接つなぐとコンテンツ配信の速度が劣化した。場所や時間に応じた広告をリアルタイムに配信できるのがデジタルサイネージの特徴だが、それが生かせる環境が国内に整備されているとは言い難い。

 「海外では無線LAN機能の付いたデジタルサイネージのディスプレイを300ドル程度で購入できる。企業が手軽に導入できるようにならないと、コスト回収の面でも厳しい」(MTLの安藤航プランナー)

 MTLでは今年の3月にデジタルサイネージの広告事業を本格的に展開し始めた。山本有悟チーフエンジニアは「デジタルサイネージ事業の売り上げはまだ立っておらず、今は実証実験の段階。今回の取り組みで顧客を店舗に誘導するという価値を提供できれば、利益も生み出せる」と展望を語る。


 「飲食店などの多くは、Webサイトを見ている未来の顧客よりも、店の前を通っていく人を取り込みたいというのが本音」と山本氏は言う。場所や利用者の属性に応じたコンテンツをリアルタイムに配信できるデジタルサイネージは、こうした声に答えることができる。企業での活用が進めば、デジタルサイネージはインターネット広告に次ぐ新たな広告媒体になるかもしれない。

過去のニュース一覧はこちら

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る