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お盆休みのPCセキュリティ対策、G DATAが注意呼びかけ:最低限の注意を払おう
帰省先や海外旅行などでインターネットを利用する場合、捨てアドレスなどを使いみだりに個人情報を入力しないことをG DATA Softwareは勧めている。
セキュリティ企業のG DATA Softwareは8月8日、お盆休みに備えたPCのセキュリティ対策を発表した。
お盆休みには、帰省先や海外を含む旅行先でインターネットを見たり、電子メールを送受信したりする機会が増える。しかし公衆無線LANやインターネットカフェなどは、十分なセキュリティ対策が施されてない場合が少なくない。
こうした事態に備えて、G DATAは以下の7つの点を注意するように呼びかけている。
- インターネットカフェや公衆無線LANを使用するときは、個人情報を入力しない
- 使用後に一時ファイルや履歴、クッキーを削除する。ユーザー登録したページを閲覧した場合、必ずログアウトする
- 旅行先からのメールを送る場合は、「捨てアドレス」を利用する
- ネット通販、オンラインバンキングの使用を避ける
- クレジットカードの情報を入力しない
- ファイアウォールやHTTPスキャンが利用可能なインターネットセキュリティソフトを使用する
- データのバックアップをしておく、また、重要なデータは暗号化しておく
同社セキュリティラボのラルフ・ベンツミュラー所長は「インターネットカフェやホテル、空港などでIDやパスワードなどの個人情報を入力するのは危険な行為。カード決済のネット通販やネットバンキングなどを避け、旅行先から電子メールをやり取りする場合はなるべく捨てアドレスを利用するべきだ」と発表文内でコメントしている。
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