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compact――ファイルの圧縮/標準、およびフォルダの圧縮/標準指定:スーパーユーザーのためのWindowsコマンド再入門
GUI全盛の時代にあっても、コマンドラインが利用できれば便利な場面が多いのも事実だ。本連載では、スーパーユーザーを目指すあなたのためにWindowsのコマンドラインを1つずつ解説していく。今回はcompactだ。
compact――ファイルの圧縮/標準、およびフォルダの圧縮/標準指定
UNIX/Linuxでは「chattr +c(e2comprパッチ)」
ファイルやフォルダの圧縮指定を行う。ここで言う「圧縮」とはZIPなどの技術を用いたファイル圧縮ではなく、WindowsのNTFSが備えるファイル圧縮の機能で、利用者側に意識させることなくファイル圧縮を行える半面、この圧縮属性のファイルは、書き込み/読み取りに時間がかかることもある。また、ZIP、MP3、JPEGのように圧縮されているファイルにこの属性を指定しても、物理サイズはほとんど変わらず、デメリットの方が大きいので指定するべきではない。フォルダに圧縮属性を付加した場合、そのフォルダ内に作成・コピーされる新規ファイルは自動的に圧縮される。
オプション | 使用例 | 詳細 |
---|---|---|
(指定なし) | compact | カレントフォルダ、および、カレントフォルダ内のファイルの圧縮属性を表示する |
/c | compact sample1txt /c | ファイルの圧縮を行う。カレントフォルダに圧縮属性を付加する場合は、ファイル名の代わりに「.\」と指定する |
/u | compact .\ /u | 圧縮状態を解除する。使用例では、カレントフォルダの圧縮属性を解除している |
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