ソフトバンクグループ6社のノウハウ集結 ECサイト運営を包括的に支援
EC事業の立ち上げと運営には準備期間と多額の初期投資がかかる。ECサイトの運営やシステムの構築、コールセンターの開設までを一括で支援するサービスを、ソフトバンクグループ6社が提供する。
ソフトバンクグループ6社は9月24日、電子商取引(EC)に必要なシステムやサービスを一括で提供する「ECサイト運営支援ソリューション」の提供を開始したと発表した。
同サービスは、ECサイトの構築や運営、決済、物流システムなどの構築、データセンター、サーバ証明書、コンタクトセンター、アクセス解析などのマーケティングサービスを提供する。ECサイトの開設に伴う投資や準備期間を減らし、Webマーケティングの戦略立案を支援できる。
ソフトバンク・テクノロジーのECサイト運営代行サービス「ワンストップECサービス」を柱に、ソフトバンクBBのコンタクトセンターサービス、ソフトバンク・ペイメント・サービスの決済・回収サービス、ソフトバンク・フレームワークスの物流サービス、ソフトバンクIDCのデータセンターホスティングサービス、サイバートラストのSSL認証や電子証明書などのセキュリティサービスをまとめて提供する。
ECビジネスの立ち上げにあたり、コンタクトセンターの開設やWebサイトのアクセス解析などに、多額の初期投資と数年の準備期間が必要となる。担当者の教育やノウハウの蓄積も必須となるなど、初期の売り上げが立ちにくい場合が多い。同サービスは、こうした課題を解決できるとしている。
価格は応相談。参考価格として、月商500万円規模のECサイトを構築する場合、100件程度のコールセンターの問い合わせに対応できるシステムを含み、月額80万円から。
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