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千葉銀行など3行、コールセンターの共同システム基盤を構築へ
日本IBMが、千葉銀行、第四銀行、北國銀行が使うコールセンターのシステム基盤を構築し、電話台数や取引量の増加に対応できる環境を作る。
日本IBMは10月2日、千葉銀行、第四銀行、北國銀行が共同で使うコールセンターのシステム構築を受注したと発表した。10月にシステムの開発に着手し、2009年11月から2010年3月に各銀行で順次稼働させる予定としている。
同システムは、サーバや電話交換機などのシステム基盤を共用化することでコールセンターの電話台数や取引量の増加に対応できる環境を構築するもの。複数の金融機関でインターネットと音声の統合チャネルを利用できるようにするアウトソーシングサービス「IBMチャネル共同センター・サービス」のシステム基盤を活用する。
3行の業務機能の共通部分を共同で開発するため、銀行が個々にシステムを開発する場合に比べ、システムの構築や維持に必要なコストを削減できるという。
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