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凸版印刷と電通がタッグ 電子チラシで売り場のキャンペーン情報を配信
凸版印刷の電子チラシサービスに商品やキャンペーン情報を表示するサービスが11月に始まる。クロスメディアのノウハウに長けた電通と共同展開を図る。
凸版印刷は10月21日、電子チラシ連動広告サービス「クロスShufoo!」を電通と共同で、11月上旬に開始すると発表した。
クロスShufoo!は、凸版印刷の電子チラシサイト「Shufoo!」に掲載している電子チラシの表示画面に、売場のキャンペーン情報などを配信するもの。Shufoo!の電子チラシの右枠に「お知らせボタン」を設置し、これをクリックすると、キャンペーン情報が表示される。キャンペーンサイトへのリンクも含むなどWebサイトと連動することで、店頭の商品を効果的に訴求できる。
イトーヨーカ堂やイオン、ユニーなど約1000店舗が電子チラシに同サービスを導入する予定という。テレビ番組やフリーペーパーなどと連携して広告を展開することも視野に入れている。同サービスは電通と共同で販売していく。
広告掲載費用は、1店舗当たり1週間で1万円。2009年度に50社の採用、10億円の売り上げを目指す。
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