ニュース
岩手めんこいテレビ、電子チラシサイトを開設へ 凸版印刷の「Shufoo!」活用
岩手めんこいテレビは、電子チラシサイトを12月1日に開設する。チラシの掲載主は、クリック数などを分析できるサービスを活用して、販売促進に役立てることができる。
岩手めんこいテレビと凸版印刷は10月15日、岩手県を中心に配布しているチラシをWeb上で閲覧できる電子チラシサイト「めんこいShufoo!」を12月1日に開設すると発表した。岩手めんこいテレビの公式サイト内において、新コンテンツとして提供する。
同サイトは、東北エリアで配布しているチラシを無料で検索、閲覧できるサービスを提供する。スーパーマーケット、ドラッグストア、衣料用品店、ホームセンターなどのチラシに加え、映画やイベントのチラシ、カタログなども掲載する。
郵便番号や住所、キーワード、地図から電子チラシを検索すると、ジャンルごとに分かれた検索結果の一覧が表示される。無料会員に登録すると、特売品などを活用したレシピの検索や、レシピに必要な食材を携帯電話に送信する機能などを使えるようになる。
広告掲載主向けには、クリック数の多い部分を赤色で表示する分析サービス「リアルトレンド」を提供する。どの商品に人気があるかなど、紙のチラシでは把握できなかったチラシの効果が測定でき、販売促進に役立てられる。
2008年度中に60社、200店舗の掲載、月間100万ページビューの獲得を目指す。
関連記事
- 大日本印刷、流通業などの電子チラシ配信をサポートするASPサービス提供
大日本印刷は、流通業などの電子チラシ配信を支援するASP方式の新サービス「オリコミーオ!電子チラシ配信管理システム」の提供を10月1日から開始することを明らかにした - 小売業界再編とシステム連携:阪急、阪神両百貨店が合併 共通のシステム基盤は正常稼働
阪急百貨店と阪神百貨店の経営統合により「阪急阪神百貨店」が10月1日に誕生した。両社のシステム基盤の統合はNECが担当し、サーバやストレージの集約、運用管理手法の標準化などを進めた。 - デジタルサイネージ最前線:首都圏のスーパーが電子看板で売り上げ増 ソニーが開拓する新たな「広告メディア」
顧客の囲い込みが急務となっている小売業界において、首都圏のスーパーOlympicはデジタルサイネージを取り入れて売り上げを伸ばしている。仕組みを提供するソニーは、ディスプレイ販売というお家芸の1つに、デジタルサイネージという追い風を取り入れ、新たな広告市場の開拓に活路を見いだしている。 - 脱JCAを図る企業向けに:DAL、次世代EDI標準への対応製品の受注が前年度比16倍に
流通BMSに対応する企業向けに提供するEDIパッケージ「ACMSシリーズ」の受注が増えている。 - 総合スーパーで採用:ソニー、販促支援の電子看板広告サービスを開始
電子看板のディスプレイを広告効果の高い場所に設置し、さまざまなコンテンツを配信するサービスをソニーが開始する。 - 日本のインターネット企業 変革の旗手たち:世界一厳しい日本の消費者を相手に、仕事の本質を知る楽しみ
インターネットで注文した本やCDが近くのコンビニで受け取れる――消費者にとって身近なサービスとインターネットを組み合わせ、新たな流通スタイルを創造した企業がセブンアンドワイだ。国内トップクラスのネットショッピングサービスを提供する同社の強みを鈴木康弘社長に聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.