ニュース
IKEA、ドイツの全店舗にサイン入力用液晶ペンタブレットを採用
家具・インテリア販売のIKEAは、ドイツの全店舗で使っている電子署名システムにワコムのサイン入力用液晶ペンタブレットを採用した。
家具・インテリア販売のIKEAは、支払い時に電子サインを書き入れる端末として、ワコムのサイン入力用液晶ペンタブレット「STU-500」を独の国内全店舗で採用した。ワコムが10月23日に発表した。
同システムは、クレジットカードなどで支払いをする顧客が、STU-500の液晶画面に確認のサインをすると、画像データに変換し、顧客の売り上げ記録などをシステムに保管する。店舗の担当者はシステムから、顧客の購買履歴などを閲覧できる。
IKEAの店舗では、クレジットカードでの支払いにおける売上伝票や控えを紙で発行してきた。同システムにより伝票の紙を減らし、支払いにかかる手続きの時間も短縮できるという。
STU-500は、5インチのTFT液晶ディスプレイを搭載したタブレットと電子ペンからなる。IKEAはSTU-500と、独の電子認証アプリケーションのSoftproの電子サインソフトウェア「SignDoc」、独のキャッシュレジスター向けソリューションTeleCashの電子決済システムを連携したシステムを採用した。
独IKEAの店舗では、STU-500と電子決済システムを順次導入し、すべてのレジで運用を開始する予定という。
関連記事
- HP、企業向けノートPCの新モデル3種発表
HPの企業向けノートPCでは最軽量のモデルや、ペンタブレットに変形するモデルを発表した。 - New Generation Chronicle:井上恭輔――電子工作より生まれし巫女萌えバイナリアン
ソフトウェアとハードウェアの両方に精通し、世の中を変革しようと牙を研ぐバイナリアンたちを紹介していく「New Generation Chronicle:バイナリアンスレッド」。第1回は、スーパークリエータの井上恭輔さん。普段は羨望(せんぼう)のまなざしで見られることの多い彼の真の姿に迫る。 - ワコムのペンタブレットが印鑑レス契約システムに採用
ワコムは、三井住友海上火災がペンタブレットを使い、電子サインで保険の契約内容を確認する「電子計上システム」を開発したと発表した。 - Imagine Cup 2007 Report:教育に対する神童たちの「文殊の知恵」
いよいよ始まったImagine Cup 2007 ソフトウェアデザイン部門の第1ラウンド。55チームが教育をテクノロジーで変えるための文殊の知恵を披露、激しく火花を散らした。 - デル、宮崎養護学校にIT教育用機材一式を寄贈
デルは、同社の社会貢献活動の一環として、宮崎県立宮崎養護学校に約300万円相当のIT教育用機材一式を寄贈したことを発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.