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富士ゼロックス、NEC製品で車両の入退出を管理 セキュリティを強化
富士ゼロックスは、NECの車両入退出管理システムを導入した。1日に300台以上の車両が出入りするゲートの管理室で、モニタリングする。
富士ゼロックスは神奈川県の海老名事業所に、NECの車両入退出管理システム「車両検知モニタリングシステム」を導入した。警備のセキュリティ強化や警備室における業務負荷を低減する狙いがある。NECが10月29日に発表した。
同事業所では、1日に300〜400台の車両が入退出ゲートを出入りする。従来の入退出手続きでは、来訪者の記録や確認に時間がかかって警備室の前に車両の行列ができたり、大型車両が停車したりして、警備室からの視界が遮られることによるセキュリティ上の問題があったという。入退出ゲートを管理する警備室の業務負荷の低減と、業務効率を向上が課題となっていた。
車両検知モニタリングシステムは、進入してきた物体が車両か人かを自動的に判断し、それぞれに、違った警告音と警戒メッセージを発する。監視カメラの映像から、「入場車線に車両が停車していて、かつ退場車線に車両か人が進入する」といった条件を判断して警告音を発する機能もある。入場ゲートに大型車両が進入して視界が遮られ、退場ゲートが見えない場合でも車両を検知できるようになった。
同システムは、1台のPC画面上で、車両や人の検知情報と現場映像のモニタリングができ、マウスのクリックだけで操作できる。
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