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日本ユニシス、電子カルテにワコムの液晶ペンタブレットを活用
日本ユニシスは電子カルテに診察情報を書き込む端末としてワコムの液晶ペンタブレットを採用している。患部のスケッチなどを電子カルテの画面に直接入力できる。
日本ユニシスは、同社が10月より販売している電子カルテシステム「UniCare/診療所カルテ」に、ワコムの液晶ペンタブレットを採用している。ワコムが11月5日に発表した。
UniCare/診療所カルテは、日本ユニシスが提供する総合医療情報システム「UniCare」を構成する病院向け電子カルテシステムを、診療所向けに最適化したもの。液晶ペンタブレットは、誰でも簡単に手書き入力ができ、マウスやキーボードよりも操作の自由度が高いというメリットがある。UniCareを使用する大規模な病院とシステムを連携させて、手書き機能を活用した情報交換もできる。
電子カルテのディスプレイ上に診察の内容や患部の絵を描いて保存できる。ペンの筆圧や色の濃淡も表現でき、紙のカルテに描くような感覚で描画できるという。医師と患者が診療記録を見ながら診察できるため、患者に対するインフォームドコンセント(説明と同意)の向上につながるとしている。
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