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NTTドコモ、音声サービス基盤をオープン系システムに刷新:留守電や音声応対の品質を向上
NTTドコモは留守番電話や自動音声応答などの音声系のサービスの統合基盤を、日本HPのオープン系のシステムで構築した。
NTTドコモは日本HPのIPサーバやストレージ、運用管理ソフトウェアを導入して留守番電話などの音声系サービスの統合基盤を構築した。自社の基幹ネットワークと連携して利用することで、サービスの質の向上を目指す。
新システムは、音声サービス向けの基盤製品「HP OpenCall Media Platform(HP OCMP)」とストレージ「HP StorageWorks Enterprise File Services Cluster Gateway」および「HP StorageWorks XP10000」、運用管理ソフトウェア「HPOperations Software」を組み合わせて構築。この基盤上で、留守番電話や呼び出し音、自動音声応答などのサービスを運用する。
HP OCMPは、ネットワークの標準通信プロトコルのSIP(Session InitiationProtocol)に対応したIPサーバで、異なるベンダーの製品を使えるオープン系システムを構築できる。サービスごとに異なる仕様の製品を使う従来のシステムに比べて、運用/通信設備などのコスト削減に寄与する。具体的な削減目標は公表していない。
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