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JBoss、Ajaxフレームワーク最新版「RichFaces 3.3.0」リリース
JBossのJSFライブラリの最新版には、「TinyMCE」「Ajax Queue」の2コンポーネントが追加された。
米Red Hat傘下のJBossは1月13日、JSF(JavaServer Faces)ライブラリの最新版「RichFaces 3.3.0」をリリースした。新しいコンポーネントが2つ加わり、ビジネスアプリケーションにAjax(Asynchronous JavaScript + XML)機能を容易に取り入れられるという。同プロジェクトのWebサイトからダウンロードできる。
RichFacesはビジュアルコンポーネントプラットフォームで、JSF向けのリッチなコンポーネントライブラリ機能を持つ。開発者はこれを利用して、Ajax機能を容易にアプリケーションに取り入れることができるという。
最新版では、JavaScriptエディタ「TinyMCE」をベースとしたリッチテキストエディタ、Ajaxコールをシーケンシャルに処理するための「Ajax Queue」の2つのコンポーネントなどを追加した。
Red Hatは2006年、ITサービス事業者の米Exadelと戦略的提携を結び、ExadelからAjax4jsfやRichFacesなどのプロジェクトを取得している。同社によると、RichFacesはコンポーネントではなくページ主導でのアプローチを差別化とするという。
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