興亜硝子、拠点間でビデオ会議を実現 車の移動に伴う交通費を削減:表現豊かな会議を拠点間で
化粧品用ガラス製造の興亜硝子は、ビデオ会議システム「Visual Nexus」を導入し、本社、製造拠点、営業拠点を結ぶネットワークを構築した。会議に関連する移動コストを減らせるという。
化粧品用ガラス製造の興亜硝子は、ビデオ会議システム「Visual Nexus」を導入し、本社、製造拠点、営業拠点を結ぶネットワークを構築した。会議に出席するための交通費の削減や、離れた拠点間における密接な情報共有を目指す。システムを提供したOKIネットワークスが2月2日に発表した。
Visual Nexusの導入により、営業部門、生産企画部門、製造部門の各担当者、責任者が参加する会議に要していた移動コストを解消できる。映像、音声による会議に加え、ドキュメントやアプリケーションを共有した会議も実現する。表現豊かな情報共有が可能になるとともに、拠点ごとに講師を派遣して実施していた人材育成研修にも活用できるという。
複数のベンダーの製品を検討した結果、既存のネットワークやPCをそのまま利用できる点、新たに設備を導入するためのコストがほかの製品に比べて低かったことなどを評価し、Visual Nexusを採用した。
興亜硝子で環境管理責任者(ISO)情報システム部長を務める浜野広執行役員は「移動時間やコストの削減、幅広い情報共有ができるようになった。会議の参加に伴い、移動時に使う社用車に相乗りするといったことがなくなり交通事故のリスクを回避できるほか、移動に伴う排ガスの削減もでき、環境面に貢献できる」とVisual Nexusの導入効果についてコメントしている。
同社は今後、導入後の利用動向や社員からのニーズを踏まえ、未導入部門への展開や、海外拠点への拡張を検討するとしている。
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