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日本ネティーザ、地理情報を処理する拡張ソフトを提供:競争始まるDWHアプライアンス市場
「交差点から半径10マイル以内の病院」など地理情報を考慮した分析ができるようになる。
日本ネティーザは2月4日、データウェアハウス(DWH)アプライアンス向けに、地理空間情報のデータ処理を可能にする新ソフトを提供すると発表した。顧客データなどのビジネスデータには店舗の場所や道路、都市など地理情報が伴うことが多く、それを加味することで、多角的な分析が可能になるとしている。
新たに提供するのは地理空間情報のデータ処理を可能にする拡張ソフト「Netezza Spatial」。導入すると、例えばMainストリートとFirstストリートの交差点から、半径10マイル以内の病院を表示するといったSQL関数を処理できるようになる。
こうした拡張ソフトは、ハードウェアとソフトウェアが一体になり、高パフォーマンスが期待できるDWHアプライアンスの利点を生かせるという。従来、地理空間データの処理は複雑でソフトの演算負荷が大きく、DWHの処理能力追加が求められるほか、インデックスの作成やチューニングなどの手間もかかっていたという。
同社が切り開いた市場にOracleなど大手ベンダーが参入してきており、ソフトの提供などで差別化を図る考えだ。日本ネティーザの広報は、同一規模のシステムを構築した場合に「Oracleの半分程度のコストで済む」と話している。
Netezza Spatialの出荷は4月。価格は非公開としている。
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