ニュース
さくらインターネットがフロアを増床、新空調システムで電力消費削減:電力消費を20%削減
インターネットデータセンター事業者のさくらインターネットは大阪の堂島データセンターのフロアを新規増床したと発表した。
インターネットデータセンター事業者のさくらインターネットは2月18日、大阪の堂島データセンターのフロアを新規増床したと発表した。冷気と暖気を分ける新空調システムを採用することで電力消費を20%削減し、サーバの集積度も2倍以上高める。
新空調システムでは、ラックの前後列通路を両方とも覆い冷気を囲い込むアイルキャッピング方式を採用した。暖気は直接天井裏に送り込み、フロアに漏れないようにしている。
集積率を上げるために、新たに1Uのクォーター型と、1UでL型のハーフ型サーバを自社開発した。クォーター型にはCPUにAtom、ハーフ型にはCore2DuoもしくはXeonを採用する。従来は搭載可能台数はラックあたり最大で72台だったが、新サーバにより130〜160台に増える。
同社は「春をめどに増床したフロアを利用した新サービスを顧客向けに提供する予定」としている。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
関連記事
- 「札幌の真面目な土地柄」を生かした弥生のカスタマーセンター
中小企業向け業務ソフト大手の弥生は、ユーザーサポート拠点であるカスタマーセンターを、大阪に加え、2007年7月に札幌にも開設した。同社におけるコールセンター運営の戦略やオペレーターの満足度について聞いた。 - 大塚商会がアキバにデータセンター新設 従来比15%の省電力
大塚商会は秋葉原にデータセンターを新設した。同社が運営しているデータセンターに比べて約15%の消費電力削減を実現した。 - NTTコムウェアが東京データセンターを増床 倍以上の床面積に
東京にあるデータセンターを7000平方メートル増床する。好条件の立地を生かして、都心の企業にデータセンターサービスを提供していく。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.