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Ingres、AlfrescoのECMを統合したバンドルを発表──「SharePoint」に対抗
IngresはオープンソースのECMアプライアンスで、Microsoftの「SharePoint」に対抗する。AlfrescoのECMシステム、Linuxをバンドルした。
Ingresは米国時間の2月24日、オープンソースのエンタープライズコンテンツ管理(ECM)アプライアンス「Ingres Icebreaker Enterprise Content Management Appliance」を発表した。オープンソースのECMベンダー英Alfrescoのコンテンツ管理システムを組み合わせたもので、Microsoftの「SharePoint」に対抗する。
Ingresのオープンソース・データベース「Ingres 2006 Release 3 Community Edition」、AlfrescoのECM「Alfresco 2.1」、Linuxをセットにした。文書やWebコンテンツの管理、バージョン管理などのECM機能を利用し、データの保存、管理、配信を行える。Ingresでは、MicrosoftのSharePointのオープンソース代替と位置付けている。
IngresとAlfrescoはすでに提携関係にあるが、今回Linuxをバンドルすることで、OS、データベース、ECMをシームレスに統合したソフトウェアアプライアンスとして提供する。ユニットとしてインストールと管理が可能で、コストと時間を削減できるという。
Icebreaker ECMはIngresのダウンロードサイトから入手できる。
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