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ブックオフ、PDAを1200台導入 ソフトの査定をスムーズに:カシオの「DT-5200」を600店舗に
ブックオフコーポレーションは、同社が運営する中古書店600店舗に業務用端末約1200台を導入した。買い取り査定や金額の計算などを効率化できたとしている。
ブックオフコーポレーションは、同社が展開する中古書店「BOOKOFF」で販売するソフト製品の査定システムに、持ち運び可能な業務用端末(PDA)を導入した。PDAを提供したカシオ計算機が3月30日に発表した。
ブックオフが導入したのは、カシオの業務用PDA「DT-5200」。CD、DVD、ゲームといったソフト製品の査定制度の向上、総額計算のスピードアップが目的。最新の価格情報に基づいた買い取り査定や、複数商品を買い取る場合の総額計算時間の短縮ができる。査定をした商品に「邦楽」や「日本映画」などのジャンルを記載したラベルを張ることで、商品を探しやすい売り場の構築にもつながったという。
DT-5200を選んだ理由は、各種ネットワーク環境に対応できるオプションを用意していること、3.7型VGA液晶を搭載していること、文字入力などの機能が優れていること――の3点。2008年12月までに約1200台を導入。2009年3月現在、BOOKOFFの直営店とフランチャイズ店の約600店舗で使っており、ソフトの仕入れや販売業務などに活用している。
同社はソフトの査定制度の改善や商品を探しやすい売り場作りを目指し、専用のデータベースと商品のジャンルを識別できるソフト用の査定システムを構築。これらのシステムを利用する店舗向けに、DT-5200を採用した。
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