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IBM、新SSDとデータ管理ツールを発表
IBMはSystem XやDS8000に加えてPower SystemsにもSSDを搭載可能にし、SSDとHDDへのデータ保存を最適化するツールをリリースした。
米IBMは5月21日、同社のSSD(半導体ディスク)への取り組みを拡大し、複数のハードウェア製品でSSDと新データ管理ソフトの提供を開始すると発表した。
新データ管理ソフトは、SSDやHDDなど異なる種類のストレージに対し、データを効果的に分配する。同社でのテストの結果では、新SSDと管理ソフトにより、性能は従来製品より最高800%向上し、専有面積は最高80%、電力消費量は最高で90%削減できるという。
Power SystemsシリーズのブレードとサーバにPower6に対応するSSDオプションを追加して管理ツール「SSD Data Balancer」をリリースし、2007年からSSDオプションが可能になっていたSystem Xサーバ向けには50Gバイトの新SSDを追加した。ハイエンドストレージDS8000に関しては、SSDとHDDの混在するストレージ環境を最適化できるよう、データ機能記憶管理サブシステム(DFSMS)をSSDに対応させた。
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