NTTソフトウェアは6月25日、電話番号の発信者通知を利用して本人確認を行う認証ソフト製品「CallPassport」を発売した。低コストで導入できるのが特徴。
同製品は、IDとパスワードに加えて電話番号を認証に使う二要素認証機能を提供する。二要素認証にはワンタイムパスワードやIDカード、生体認証などを使うが、専用機器が必要になる場合が多く、コスト面が課題になっていた。
ユーザーは、従来の固定電話や携帯電話から発信者番号通知を行って(通話料は必要)、この仕組みを利用する。インターネットショッピングやオークション、SaaS(サービスとしてのソフトウェア)、Web型EDI、VPN接続などオンライン経由でサービスを利用するためのユーザー認証に活用できる。
参考価格は、認証ユーザー1000人規模の場合で449万円(税抜き)から。今後3年間で3億円の売り上げを見込む。
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