マイクロソフトは7月7日、「Windows 7」日本語版の発売日を米国と同時の10月22日に決めたと発表した。樋口泰行社長は「大変いい仕上がりのOS」と自信を見せ、PCメーカーとともに年末商戦を盛り上げていきたい考えだ。
Windows 7日本語版は7月中に開発を完了する予定。発売日は「パートナーと協議した上でワールドワイドと同じにした」(樋口社長)という。国内では家庭向けの「Home Premium」や企業向け「Professional」など5つの製品エディション(SKU)を販売する。Home Premiumの参考価格はアップグレード版が1万6590円、通常版が2万4800円。法人向けボリュームライセンスの販売開始日は別途アナウンスする。
Windows 7の評価にはMS日本法人の社員も大勢が参加し、壁紙などに日本発のフィーチャーも取り入れられた。「『マイクロソフトに長年勤務しているが、一番いいOSだ』という社員も多い」(樋口社長)。アップグレード版を半額に割り引く先行予約キャンペーンが3日間で完売する人気になるなどユーザーからの評価も高く、年末商戦に期待をかけている。
同社の試算によると、国内でWindows 7へのアップグレードに対応可能なPCは一般が約1550万台、法人が約1140万台。7にアップグレードできない、つまり買い換えが期待できるPCは一般が約1980万台、法人が約2310万台に上るという。同社によるアプリケーション検証や国内メーカーとの協力で十分な互換性を確保できているといい、樋口社長は「MacintoshやiPhoneはハードは1つだが、われわれはPCもモバイルも色々なハードに対応してチューニングしていく」と話した。
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