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Amazon決算、純利益10%減:為替とToysrus.com和解金の影響で
約10億ドルのZappos買収を発表したAmazon。4〜6月期売上高は14%増の46億5000万ドル、純利益は10%減の1億4200万ドルとなった。
米Amazon.comが7月23日に発表した第2四半期(4〜6月期)決算は、売上高は前年同期比14%増の46億5000万ドル、純利益は同10%減の1億4200万ドル(1株当たり32セント)だった。
営業利益は27%減の1億5900万ドルとなった。為替変動と、同期中に支払ったToysrus.comとの提携解消の和解金5100万ドルなどの影響を受けたとしている。
地域別では、北米地域の売上高が24億5000万ドルで前年同期比13%増、欧米や日本などの米国外での売上高は22億ドルで同16%増(為替変動の影響を除くと28%増)だった。
ジェフ・ベゾスCEOは発表文で「顧客はAmazon Prime(購入金額にかかわらず配送が無料になる有料サービス)を含む当社の無料配送サービスを活用することで9億ドル以上節約している。われわれは今後も顧客に豊富な在庫を低価格、高速配送で提供していく」と述べている。
同社は7月に電子書籍リーダー「Kindle」を値下げしたが、発表文ではKindleの売り上げについては触れられていない。
今後の見通しについては、第3四半期の売上高を前年同期比11〜23%増の47億5000万〜52億5000万ドル、通年では193億5000万〜201億ドルとみている。
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