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Amazon、ユニークな顧客サポートで急成長のZappos.comを約8億5000万ドル買収:年商10億ドルのオンラインショップ
買収後もZapposは独自ブランドのまま営業を続ける。
米Amazon.comは7月22日、オンラインアパレルショップの米Zappos.comを買収することで合意したと発表した。Zapposの全発行済み株式および新株引受権をAmazonの約1000万株と交換することで取得する。またAmazonはZapposの従業員に対し4000万ドルと制限付き株式を供与する。取引総額は約8億5000万ドル(17日の終値換算)になる。買収はこの秋完了の見込み。
Zapposは1999年創業の、靴の販売を中心としたオンラインアパレルショップで、米ネバダ州ラスベガスに本拠を置き、従業員は約1300人。FacebookやTwitterなどのソーシャルネットワーキングサービスを駆使したブランド確立と顧客サービスに定評がある。Zapposの公式ブログによると、2008年の売上高は10億ドルを超えたという。
Amazonは2002年からアパレルショップページを設置しているが、Zapposは買収後もブランドはそのまま、幹部もとどまり、従来通りのサービスを提供する。
Amazonのジェフ・ベゾスCEOは「両社にはお互いから学ぶべきことが多数あり、協力して顧客によりよい体験を提供できるだろう」と語った。
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