日本HPは8月4日、EDSジャパンの統合を8月1日に完了したと発表した。米Hewlett-Packard(HP)が2008年8月26日に完了させたITサービス大手の米Electronic Data Systems(EDS)の買収に伴い、日本法人の統合を進めていた。
EDSは、「消費財・小売」「エネルギー」などの分野に関連するITサービスを提供し、システム構築やアウトソーシングのノウハウを保有していた。今回の統合で日本HPはEDSの資産を取り入れ、自社サービスの強化につなげる。
具体的なサービスとして提供する分野は、(1)インフラストラクチャアウトソーシング、(2)アプリケーションサービス、(3)業務プロセスアウトソーシングの3つ。日本HPは自社で展開しているハードウェア、ソフトウェア、ITインフラ構築のサービスに、新たなサービス群を追加したことになる。
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