東急ストアは8月3日、インターネット経由で食品や日用品を販売するネットスーパー事業を10月1日から開始すると発表した。楽天グループのネッツ・パートナーズが運営するネットスーパーモール「食卓.jp」に、東急ストアが出店する。
サービスの名称は「東急ストアネットスーパー」。10月1日から神奈川県内の3店舗で商品の配送を開始する。生鮮食料品や加工食品、生活用品など約4200品を取り扱い、東急田園都市線の神奈川県沿線の地域に商品を届ける。今後はサービスを提供する地域を東急田園都市線の全線に拡大していく。
店舗の顧客に加え、仕事や子育てなどで外出しにくい利用者の利便性の向上を図る。約5300万人の会員数を誇る食卓.jpに出店することで、早い段階でネットスーパー事業を利益につなげたい考えだ。
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