次世代Google検索エンジンについて、サイト管理者が知るべき10のこと(2/2 ページ)
Googleの次世代検索エンジン「Caffeine」では、今の検索エンジンでPageRankが高いサイトでも、下位に落ちてしまう可能性がある。サイト管理者はそのことを踏まえ、SEOに手を加える必要がある。
3. CaffeineはGoogle検索になる
Caffeineは学術的な実験ではない。このところGoogleは多くのライバルに直面しており、自社の検索技術をトップの地位にとどめておきたいと思っている。今Caffeineと呼ばれているこの技術は、多少の調整を経て、Googleの標準の検索エンジンになるだろう。つまり数十億の検索がCaffeineで実行されるようになるということだ。多くのサイトでトラフィックが大きく変化するかもしれない。
4. SEO(検索エンジン最適化)の調整が必要
Caffeineでは検索順位が変わるため、企業はSEOの調整を考えた方がいいかもしれない。Googleは、Caffeineが完成したらメインストリームの検索エンジンにすると明らかにしている。
5. 現状維持は駄目
企業の中には、大したトラフィック誘導をせずにWebサイトを運営することに甘んじているところもあるが、Caffeineは「現状維持では負けるかもしれない」ということをあらためて感じさせる。Google検索結果の上位にとどまるためには、Webサイトの改善と更新を続ける必要がある。
6. Googleは革新を続ける
Googleは検索エンジン市場で独占的な地位にあるかもしれないが、MicrosoftがYahoo!との提携を発表し、Facebookが検索機能を刷新するなど、検索ユーザーをGoogleから引き離す方法を見出そうとする企業は増えている。それはつまり、Googleは革新を続けなければならないということにほかならない。Googleは変え続けなければならないし、企業はそれに注意しなければならない。
7. ニュースを読む
企業は今後数カ月の間、Google検索の変更について積極的に学ぶ必要がある。そうしなければ、Googleに置き去りにされ、Webサイトの順位が下がってしまうかもしれない。
8. Googleは公平な機会をもたらす
Caffeineは「Googleは検索結果が変わっても気にしない」ということを証明した。同社にとって重要なのはアルゴリズムの改良だけだ。そうすることで、同社は公平な機会を与え、検索順位の低い企業でも巻き返しが可能になった。それは容易ではないが、Googleは門戸を開いている。
9. PageRankは無視できない
多くの小規模企業にとってSEOを無視することはたやすいが、GoogleはCaffeineを通じて、SEOを気にするべきだということを明らかにした。SEOは大きな影響をもたらし得る。Caffeineの登場によって、検索順位を上げたい企業は注意を払うようになるし、順位を気にしない企業は苦しむことになる。
10. Googleの動きを予測せよ
Googleは常に革新の道を探している。そのため、企業はそれに備える必要があり、できれば先手を打っておくべきだ。Googleの次の動きを予測できるようになり、常にベストプラクティスに従う必要がある。
それを怠って後れを取っても、Googleは追いつくのを待ってはくれないだろう。
関連記事
- Google、次世代検索アーキテクチャをテスト公開
Googleが、数カ月前から秘密プロジェクトとして取り組んでいた次世代検索インフラをデベロッパープレビューとして公開した。
Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.