米国税庁(IRS)からの通知を装ってマルウェアに感染させようとするスパムメールが出回っているとして、US-CERTなどが注意を呼び掛けている。
US-CERTによると、問題のメールは「Notice of Underreported Income」(所得の過少申告通知)などの件名で届き、本文に記載されたリンクをクリックしたり添付ファイルを開いたりすると、「Zeus」というトロイの木馬などのマルウェアに感染する。
この手の詐欺メールは過去にも繰り返し出回っており、IRSはサイトに掲載した情報で「IRSがメールで個人情報の提供を求めることはない」と強調。IRSを名乗るメールを受け取っても、返信したり添付ファイルを開いたりリンクをクリックしたりしてはいけないと忠告している。
関連記事
- ヤフオクをかたる複数の偽メール、ドメインを使い分け
フィッシング対策協議会は、Yahoo! JAPANをかたった新たな詐欺メールが多数出現したとして注意を呼び掛けた。 - Outlook狙いの詐欺メール出現、偽サイトに誘導
この手口では「Outlookの設定を再度やり直してください」というメールを送り、アカウント情報を入力させようとする。 - 日本の金融機関をかたる英文詐欺メールの狙い
日本の大手の金融機関名をかたった英語版の詐欺メールは、新たなフィッシング詐欺の手口とみられる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.