スペインのセキュリティ企業Panda Securityは、10月5日のブログでインターネット電話ソフトのSkypeを使ってマルウェア感染サイトに誘導しようとする手口が見つかったと伝えた。
マルウェアをばらまく手段としては検索結果の汚染、ネット広告利用、正規サイトへの不正コード挿入などあらゆる手口が報告されているが、Skypeの利用は比較的珍しいという。
問題のスパムメッセージは個人のSkypeアカウントあてに、「Online Notification」という名称の未登録アカウントから届いたという。本文は英語で「URGENT SYSTEM SCAN NOTIFICATION!」という見出しに続き、「あなたのコンピュータからマルウェアが検出されました」と脅す文面になっている。
リンク先は典型的な偽ウイルス対策ソフトの配布サイトになっているといい、偽のウイルス感染報告でだまされて有料ソフトの購入を強要される恐れがある。
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