Palmが開発者向けプログラムを発表、12月にオープンへ
Palmは自社のスマートフォンOS「webOS」上で動作するアプリケーション開発のプログラムを発表した。オープンソース開発者は年会費免除となる。
Palmは米国時間の10月5日、自社プラットフォーム向けアプリケーションを開発する開発者向けプログラムの詳細を発表した。開発者は同社のカタログまたはWeb(独自配信)の2つの配信チャネルを選択できる。オープンソース開発者は年会費免除となる。
開発者プログラムは、PalmのオープンソースのスマートフォンOS「webOS」向けのアプリケーション開発を奨励するもの。
開発者は開発したアプリケーションを、自社アプリストア「App Catalog」、または独自配信で提供できる。App CatalogはwebOS搭載デバイスに組み込まれたアプリストアで、このチャネルを利用する場合は1アプリケーションにつき年間50ドルを払い、Palmの承認を受ける必要がある。App Catalogでは自分のアプリが表示される場所をオークションできるプロモーションマーケットプレースなどの独自機能を用意するという。PalmはApp Catalogで提供する有料アプリケーションの登録受付を8月に開始していたが、同日正式に開始となった。
独自配信では、Palmが各アプリケーションに固有のURLとトランザクションサービスを提供する。Palmの承認は不要で、開発者はアプリケーションの配信やプロモーションを管理できる。
同開発者向けプログラムの料金は年間99ドル。オープンソース開発者は無料となる(ソースコードを一般に是認されているライセンスの下で公開していることが条件)。アプリケーションの売り上げは、開発者が7割、Palmが3割の比率で共有する。
開発者向けプログラムは今年12月にスタートする予定。
関連記事
- Palm、「webOS 1.2」リリース――App Catalogでの有料アプリ販売へ
Palm Pre搭載OSの新版「webOS 1.2」ではメールやアドレス帳など多数の機能が強化されたが、iTunesとの同期機能は復活していないようだ。 - Palm、Mozillaのプロジェクトリーダーを開発者支援チーム責任者として採用
- PalmのApp Catalog、アプリケーション登録受付開始
関連リンク
Copyright © 2010 OSDN Corporation, All Rights Reserved.