Palm、「webOS 1.2」リリース――App Catalogでの有料アプリ販売へ:iTunes同期は断念か
Palm Pre搭載OSの新版「webOS 1.2」ではメールやアドレス帳など多数の機能が強化されたが、iTunesとの同期機能は復活していないようだ。
米Palmは9月28日、同社製スマートフォン向けOS「webOS」の最新版「1.2.0」をリリースしたと発表した。新版は数日中にPalm Preに自動配信される。
Palm Synergy機能の強化により、LinkedInのプロフィール情報がPalm Preの連絡帳に同期されるようになったほか、複数のExchange ActiveSync(EAS)ポリシーのサポート、Webページとメールでのコピー&ペースト機能などが追加された。また米Amazonの音楽ストア「Amazon MP3」からの楽曲ダウンロードがこれまでのWi-Fiに加え、3Gネットワークからも可能になった。
またwebOS向けアプリストアApp Catalogで、有料アプリを購入する準備としてアプリケーションメニューでのクレジットカード番号の登録が可能になった。アプリケーションを購入するには使用許諾契約を結ぶ必要がある。
この新版ではAppleのiTunesとの同期機能は復活していないもようだ。
同日、開発者向けにwebOS 1.2に対応するSDK「Mojo SDK v1.2」もリリースされた。Mac OS X 10.6(Snow Leopard)、Windows 7 β(32ビット版および64ビット版)、Windows Vistaの64ビット版に対応し、デバッグツールが改良され、新たなAPIが追加された。
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