「Parallels Desktop 5 for Mac」がリリース
「Fusion 3」発売の1週間後に登場の新版Parallelsは、Windows、Mac、Linux間でのテキストや画像のコピー&ペースト、トラックパッドのマルチタッチへの対応など、70以上の新機能が追加された。
米Parallelsは11月4日、米AppleのMac上でWindowsやLinuxなどのOSとMac OS Xとを並行して実行できるデスクトップ仮想化ソフト「Parallels Desktop for Mac」のバージョン5をリリースした。Mac OS X Snow LeopardとWindows 7に対応する。
米Crimson Consulting Groupによる性能比較テストによると、MacBook Pro上で64ビット版Windows 7を稼働させたところ、競合(具体的な社名は表示されていない)の最新版よりも22%高速だったという。また前バージョンのParallelsよりも仮想マシンの操作が300%高速になり、3Dとグラフィックスの性能は7倍改善されたとしている。
新機能としては、WindowsのAeroをサポートし、Windowsアプリをトラックパッドでのマルチタッチ機能で操作できるようになった。マルチディスプレイでMac OS XとWindowsを稼働させることができ、Windows、Mac、Linux間でテキストと画像をコピー&ペーストできるようになった。
Parallels Desktop 5の英語版は同日、79.99ドルで発売された。アップグレード版は49.99ドル。日本語版は数週間後に発売の予定だ。
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