ニュース
2013年には企業PCの3台に1台がクライアント仮想化を導入
IDC Japanは、国内クライアント仮想化市場規模予測を発表した。クライアント仮想化の累積導入率は2013年には36.5%に到達。中核はデスクトップ仮想化ソフトウェアとなるという。
IDC Japanは11月25日、2009年上半期(1月〜6月)の実績調査を基にしたクライアント仮想化ソリューション市場規模について発表した。
2009年のクライアント仮想化ソリューション市場規模は1265億円。年間平均成長率は27.5%で推移し、2013年には3770億円に達すると予測した。一方、シンクライアントソリューション市場規模は2013年には676億円規模に達すると予測している。
細目では、クライアント仮想化ソフトウェア市場が2009年上半期で26万ライセンスを出荷、2013年には124万ライセンスまで増加すると予測している。また、デスクトップ仮想化ソフトウェア市場は、2008年〜2013年の年間平均成長率で61.8%と高い成長率で推移するとしており、クライアント仮想化の2013年までの累積導入率は、法人向けクライアントPCの稼働台数に対して、36.1%まで拡大すると予測している。
一方、シンクライアント専用端末の出荷台数は、2009年上半期の実績値が約6万台であり、前年比1.8%のマイナス成長であることを指摘。ただし、2010年後半から回復に向かい、シンクライアント化端末と合わせた出荷台数は、2013年に34万台超まで拡大するとしている。
関連記事
- IDC、国内オープンソースソフトウェア利用実態調査結果を発表
IDC Japanは、国内企業に対して行った「国内オープンソースソフトウェア利用実態調査」の調査結果を発表した。サポートへの不安はあるものの、業務アプリケーションでもOSSを使用しようと考える企業が増えているようだ。 - オープンソース導入調査:コミュニティーより商用サポートを望む傾向が明らかに
多くの企業がオープンソースソフトウェアの利用にオープンだが、68%がコミュニティーではなく、ベンダーのサポートを望んでいるという。しかも、単一ベンダーのサポートは敬遠されているようだ。 - InfoWorld、2009年のオープンソースソフトウェア・ベスト40を発表
IDG傘下のInfoWorld Media Groupが発表した2009年のオープンソース40選には、モバイルアプリケーション開発ブームを象徴するソフトウェアも含まれるなど、新たな風が吹き始めている。 - 米Palamida、信頼できるオープンソースプロジェクトトップ25を発表
米Palamidaが発表した信頼できるオープンソースプロジェクトのトップ25には、NetBeansやEclipse、MySQLなどが挙げられている。 - 開発者はWebと動的言語を志向――調査で明らかに
最近のZiff Davis Enterpriseのリポートによると、開発者は新しいプロジェクトでWeb技術と動的言語を使いたがっているようだ。 - オープンソース:急成長のJavaScriptなど動的言語が人気
Black Duck Softwareが調査したオープンソースプロジェクトで利用される開発言語の最新動向によると、JavaScriptがトレンドとなっている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.