米IBMは12月16日、BPMソフトベンダーの米Lombardiを買収することで合意に達したと発表した。買収総額など取引の詳細は公表されていない。
Lombardiは米テキサス州オースティンに本拠を置く非公開企業。顧客企業は、金融サービス、政府、医療、保険、製造、電気通信など幅広く、カナダ銀行、Pfizer、Aflac、Dell、Intelなどが名を連ねる。同社は早くからIBMのWebSphereに対応するBPM製品を提供しており、WebSphere上でLombardi製品を稼働させている顧客は多数いるという。
買収後、LombardiはIBMに統合されるが、それぞれの技術が変更されることはなく、顧客は引き続き両社の製品を使い続けることができるとしている。
米調査会社IDCの予測によると、BPMソフト市場は2009年時点での17億ドル規模から2013年には30億ドル規模に成長するという。IBMはSOAおよびBPM分野の強化に取り組んでおり、これまでにBRMSのILOGや予測分析のSPSSなどを買収している。
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