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ベネッセ、Web版進研ゼミの会員分析基盤にOracle製BIを採用
ベネッセコーポレーションは、動画やアニメを使ったWeb教材「進研ゼミ中学生講座+i」の会員動向の分析基盤に、Oracleのビジネスインテリジェンス製品を採用した。
ベネッセコーポレーションは、動画やアニメを使ったWeb教材「進研ゼミ中学生講座+i」の会員動向の分析基盤に、Oracleのビジネスインテリジェンス(BI)製品を採用した。日本オラクルが1月13日に発表した。
ベネッセは、進研ゼミ中学生講座+iの会員データや学習データ、アンケートなどのログを解析し、学習効果や満足度の高い教育コンテンツの開発を目指し、会員動向分析システム「カピバラ」を2009年12月に構築。2010年1月から運用を開始している。
カピバラでは、教育コンテンツの正答率や回答率が分かる「学習データ」など、数億件規模のデータを組み合わせて、利用者の動向を分析できる。利用者がコンテンツに対してどのような行動を起こしているのか、学力が伸びているのかといった評価を、ログを基に分析できる。
カピバラの分析基盤として、Oracleのビジネスインテリジェンス製品「Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition Plus」を採用している。カピバラの開発にあたり、自社の情報システム部門で機能を追加できる開発環境、エンドユーザーが利用できる分かりやすいインタフェース、データの組み合わせの自由度、導入期間の4つからビジネスインテリジェンス製品を検討。これらの要件を満たすとして、Oracle製品の採用が決まった。
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