日本オラクル、Oracle DBのアップグレードとユーザー拡大に向けキャンペーン実施へ
日本オラクルは「Oracle Database 11g Enterprise Edition」の販売促進キャンペーンを開始する。
日本オラクルは1月28日、データベース管理ソフト「Oracle Database 11g Enterprise Edition」の販売促進キャンペーンをパートナー各社と2月1日から開始すると発表した。
キャンペーン名は「オラクル クルクルキャンペーン」。Oracle Database 11gを核に、各種機能を組み合わせたパッケージ商品を提供する。例えば、「クルクルEE-4」は、Oracle Database 11g、Oracle Partitioning、Oracle Tuning Pack、Oracle Diagnostics Packの4プロセッサ環境を、5年間のライセンス利用権付きで980万円(税抜)で提供する。
パッケージを購入したユーザーは、5年間にわたり「Oracle Database 11g Enterprise Edition」を基盤としたシステムを活用できる。
現在のOracle Databaseのユーザーの多くが旧版を使っており、こうしたユーザーが経験する不具合の多くは最新版では発生しないことなどを日本オラクルは問題視しているという。今回のキャンペーンでは、既存ユーザーのバージョンアップを促す狙いがある。
もう1つの課題は価格。「Oracle Databaseは価格的に手が出ない」というユーザーを取り込む意図もある。
キャンペーンの実施期間は、2月1日から5月31日。賛同する販売パートナーは、アシスト、伊藤忠テクノソリューションズ、NTTデータ先端技術、大塚商会、新日鉄ソリューションズ、ソフトバンクBB、ダイワボウ情報システム、デル、東芝ソリューション、日本電気、日本ヒューレット・パッカード、日本ユニシス、日立システムアンドサービス、日立製作所、富士通など。
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