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日立システム、エリアワンセグの実証実験にAmazon S3を活用
日立システムアンドサービスは、同社が渋谷駅で実施している地域ワンセグ情報配信の実証実験にAmazon S3を採用。映像コンテンツの管理や配信に活用している。
日立システムアンドサービスは2月18日、渋谷駅で実施している地域限定のワンセグ情報配信の実証実験において、「Amazon Simple Storage Service」(Amazon S3)を採用したと発表した。実験の映像コンテンツを管理するストレージサービスとして活用する。
エリアワンセグの実証実験の映像コンテンツを格納するストレージサービスとして、Amazon S3を採用。日立システムが作成した実証実験用の映像コンテンツをAmazon S3に蓄積。コンテンツの配信や管理、バックアップの用途として使う。
従来は、専用のストレージを購入・レンタルし、データセンターや自社に専用のディスク装置を設置していた。Amazon S3により、必要なストレージの容量をネットワーク経由で準備できる。
同実験では、渋谷駅を中心に電波伝搬方式の検証を行い、ワンセグサービスの実用化を目指す。ワンセグ機能付きの携帯電話に地域情報やイベント情報を配信し、視聴効果も分析している。実験期間は2011年1月31日まで。
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