Google、オンラインニュースフォーマット「Living Stories」をオープンソースに
Googleは、オンラインニュース向けのコンテンツ表示システム「Google Living Stories」をオープンソースプロジェクトにすると発表した。「Google News」とは表示方法やアプローチが異なる。
米Googleは2月17日、オンラインニュース向けのコンテンツ表示システム「Google Living Stories」をオープンソースプロジェクトにすると発表した。Google Codeでプロジェクトをホスティングする。
Living Storiesはオンラインニュース向けのコンテンツ表示システム。トピック別にさまざまなソースからのニュースを集め、単一のページに見やすく表示する。Googleが提供するニュース検索サービスの「Google News」とは、表示方法やアプローチが異なる。
Googleは2009年10月、New York TimesとWashington Postと共同でプロジェクトを発表、これまでGoogle Labsでプロジェクトを進めてきた。ユーザーの反応が良いこと、メディア側の関心が高いことなどから、プロジェクトを一歩進めてオープンソースにした。これにより、開発者は同システムを使用したWebサイトを開発できる。
Living StoriesはGoogleが提供するクラウド環境「App Engine」で動作するアプリケーションとなり、AppEngine Java SDKを使用して実装されている。また、ソースコードの取得にはMercurialが必要。
コードはApache License 2.0の下、Google Codeのプロジェクトページで公開する。Googleでは数カ月以内にLiving Storiesを容易に利用できるツールを公開するとしている。
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