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分散データベースの「Cassandra」がApacheのトップレベルプロジェクトに
Amazonが開発する分散データベースシステム「Dynamo」の設計と、Googleが開発する「BigTable」のデータモデルを合わせた第2世代の分散データベース開発を目指すCassandraがApache Software FoundationのTLPとして承認された。
オープンソースの分散データベース管理システムApache Cassandra Projectは2月18日、Apache Software Foundationのトップレベルプロジェクト(TLP)として承認されたことを発表した。
Cassandraは米Facebookが開発したデータベース技術で、2008年にオープンソースプロジェクトとなった。Facebookはオープンソース化に当たってコードをASFに寄贈、これまでインキュベータプロジェクトとしてホスティングされていた。
Amazonが開発する分散データベースシステム「Dynamo」の完全な分散設計と、Googleが開発する分散データベースシステム「BigTable」のColumnFamilyベースデータモデルを合わせ、拡張性の高い第2世代の分散データベース開発を目指す。CassandraはFacebookのほか、Rackspace、Digg、Twitterなどで利用されているという。
最新版は1月23日に公開されたバージョン0.5。ライセンスはApache Software License 2.0。
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