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Google Appsへの期待が鮮明に――変わる企業の情報共有基盤:ITmedia リサーチインタラクティブ 第5回調査(2/2 ページ)
電子メールやスケジュール管理などの機能を持つコミュニケーションツールの入れ替え時期が迫っている。10年前に導入した企業が約4割に上り、今後の導入においてはGoogle Appsへの期待が高まっている。ITmedia エンタープライズとITRが実施した読者調査から、企業の情報共有基盤に対するニーズの変化を明らかにする。
利用形態のシフト、鮮明に
コラボレーション/コミュニケーションツールの利用形態を聞いたところ、現在は70.2%がサーバを設置する自社運用型のシステムを構築している。将来も自社運用システムを利用する企業は39.0%にとどまった。
一方、クラウドサービスを代表とする社外サービスの利用は、現在は11.2%と少ないももの、将来利用すると答えた企業は26.8%になった。情報共有基盤の利用形態が「所有」から「利用」にシフトしている様子が伺えた。
社内Wikiの導入進む、今後はTwitterが台頭
その他のコラボレーション/コミュニケーションツールの利用状況では、「社内Wiki・掲示板」が37.2%でトップ。「インスタントメッセンジャー」「社内SNS」「社内ブログ」は2割強、「Twitter・社内Twitter」は9.8%で1割未満だった。
将来利用したいツールとしては社内Wiki・掲示板が23.7%でトップ。Twitter・社内Twitterが21.4%で続いた。Twitterなどのマイクロブログの利用を予定している企業が2割強に上るなど、情報共有における新たな選択肢が生まれていることが分かる。
ITmedia リサーチインタラクティブでは第6回読者調査「DBMS(データベース管理システム)」を3月25日まで実施しています。
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