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「Javaの父」ジェームズ・ゴスリング氏、Oracleを去る
OracleによるSunの買収後同社を去ったジョナサン・シュワルツ氏、ティム・ブレイ氏、サイモン・フィップス氏などに続き、Javaの生みの親であるジェームズ・ゴスリング氏もOracleを退社した。
米Oracleの米Sun Microsystems買収後、シニアアーキテクトとしてOracleにとどまっていたジェームズ・ゴズリング氏が、4月2日(現地時間)付で同社を辞めたことを自身のブログで9日に明らかにした。
1984年にSun入りしたゴズリング氏はJavaの生みの親として知られ、Sunでは副社長兼Sun Fellowを務めていた。OracleによるSun買収発表後に開催されたJavaOneでは、Javaの将来について「Javaの命運はOracleとエリソン氏(OracleのCEO)および同社幹部にかかっている」と語っていた。
同氏は「退社の理由を説明するのは難しい。正確かつ正直に言うことは有害無益になると思う。当面の予定は決めておらず、職探しを始める前に少し休むつもりだ」と語っている。
OracleによるSun買収後、元Sun幹部の退社が続いている。元CEOのジョナサン・シュワルツ氏、元会長のスコット・マクニーリー氏、XMLの共同開発者でWebテクノロジーディレクターだったティム・ブレイ氏、元最高オープンソース責任者のサイモン・フィップス氏などが同社を去っている。
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