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Windows 7は企業標準のクライアントOSとなるか:ITmedia リサーチインタラクティブ 第7回調査(3/3 ページ)
ITmedia エンタープライズとITRが実施した読者調査から、今年度にWindows 7を導入する可能性が高い企業が約2割に上ることが明らかになった。クライアント環境に対して、企業は新たな機能よりも安価なコストを望んでいる傾向もみえてきた。
Firefox、Chromeに対する期待
企業標準として利用されているWebブラウザのトップ3は、Internet Explorer 8(31.6%)、Internet Explorer 6(26.9%)、Internet Explorer 7(26.1%)だった。以下Firefox 3.X(10.3%)、Google Chrome(2.6%)が続いた。
Webブラウザの更新・変更の課題では、「社内Webアプリケーションの互換性」が59.2%で最も多く、それ以外の項目に対して回答率が高かった。企業はこれまでと変わらず、Webブラウザのバージョンや互換性に課題を抱えている。
今後利用したいWebブラウザは、Internet Explorer 8が68.4%で最多だった。一方、Firefox 3.1(55.0%)、Google Chrome(44.2%)などIE以外のソフトウェアを選ぶ割合が増える傾向がみられた。
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ITmedia リサーチインタラクティブでは、第8回読者調査「セキュリティ投資動向」を7月28日まで実施しています。ご回答いただいた皆さまには、調査結果の分析リポートを提供します。回答ページはこちらをクリック。
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