京阪百貨店、Oracle VM上に情報基盤を構築
京阪百貨店は、百貨店事業の基盤強化と京阪電鉄グループのリテール事業拡大を目的に、Oracleの製品群を活用した情報システム基盤の構築を進めている。Oracle VM上にDWHなどを構築しようとしているのがミソだ。
京阪百貨店は、Oracleの製品群を活用した情報システム基盤の構築を進めている。日本オラクルが7月29日に発表したもの。
2010年9月に稼働予定の新システムは、データウェアハウス(DWH)やビジネスインテリジェンス(BI)を、仮想化プラットフォーム上に構築するというもの。基本的には「Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition Plus」を用いた情報系システムの刷新となる。
メインフレームから刷新した勘定系システムには「Oracle Database 11g Release 2」を採用、「Oracle VM Server for x86」で仮想化したインフラ上にこれらのシステムを構築しているのが特徴。DWHの構築といえばOracle Exadataが採用されるケースも多いが、Oracle VM上に情報基盤を構築するというのは意欲的な取り組みだ。なお、システム全体の運用管理は「Oracle Enterprise Manager 11g」を、ジョブ管理にはNTTデータの統合運用管理ツール「Hinemos」を採用している。
この事例は別の側面からみても面白い。電鉄系の百貨店である京阪百貨店だが、京阪電気鉄道を中核とした京阪グループがコアの事業をリテール系に移動させている中で、リテール系での情報活用を図るための施策としてのシステム構築ととらえることができる。新システムで、約44万人が利用する京阪グループポイントカード「e-kenetカード」の購買情報から顧客の購買動向分析を行うとしている。
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